よくスポーツの世界で、「腰を回せ」とか「腰から回転しろ」というのを聞いたことがありませんか?
しかし、運動学的に腰は回りません。(厳密には少しだけ回りますが)
背骨は頚椎・胸椎・腰椎に分かれます。それぞれ形が微妙に違っていて、それによって動きも変わってきます。
腰は骨で言うと腰椎になります。腰椎の関節面(隣り合う骨と骨がくっついているとこ)は縦になっています。なので、前後に動く(屈曲・伸展)ことには適していますが、回転には不向きです。(少しは回りますが。)もし、むりやり回転をさせるとどうなるでしょう?骨と骨が衝突して疲労骨折を起こすことがあります。小中学生で運動を頑張っている子に多い腰椎分離症と言われる骨折はまさにこれです!そして神経を挟み込みストレスをかけて痛みなどが出ることもあります。
ではスポーツなどで体を回さなくてはいけないときはどこで回っているのでしょう?
それは胸椎、そして股関節の役割が大きいです。
胸椎は、腰椎と同じ脊椎という骨ですが、形が違うため動きも変わってきます。
胸椎の関節面は平行に近い斜めです。なので、体を回転させても衝突することなく回ることができます。
そしてもう一つが、股関節です。股関節は球関節と言われるように丸い球のような骨です。その形からもわかるように動きがとても大きいです。
それ以外にも細かい関節がいろいろと関わりながら、体が回転することができます。
しかし、最近は股関節が使えない子供が増えているそうです。
昔は雑巾掛け・和式トイレなどしゃがんだり足腰を使う動きが多かったです。それが掃除機・洋式トイレ・エスカレーター・などなど便利になることでそれほど大きく動かなくても生活することができるようになりました。便利になった分、股関節の動きが減ってしまい、使い方がわからない人が増加しています。
その大きく動くはずの股関節を、しっかりと動かせるようになったらどうでしょう?
野球やゴルフで言えば、今まで遠くに飛ばすため腕の力を使っていたり、全身が力んでしまっていた人は、股関節で大きく動けるので自然と飛距離もヘッドスピードも上がる可能性があります。
慢性的な腰痛・肩こりで悩んでいた方も、股関節の柔軟性が増せばしっかりと正しい姿勢で生活でき他の場所の動きを負担できるので痛みが軽減できます。
このように股関節が大きく動けるといいことばかりです。
今話題のビッグボス 新庄剛志監督も股関節を重要視している整骨院の先生の施術を受けて不調だった肩や膝の改善があったそうです。それもありその先生をファイターズに招き若手選手に股関節の講演をしたというニュースもありました。
大注目の股関節、ぜひ改善し健康な体を手に入れ体のパフォーマンスを上げていきましょう。
当院の全身バランス整体はその股関節はもちろん全身をチェックして体の不調がどこからきているのかを見つけていきます。しっかりとその原因を取り除き、正しい使い方などもお伝えさせていただきます。
気になる方はお気軽にお問合せください。
三鷹あゆむ整骨院・鍼灸院
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