繰り返す「巻き爪」の痛み、もう我慢しなくていいんです ~爪のケアだけでは治らない?姿勢と歩き方から考える根本改善

2026/01/27

カテゴリー:あゆむの気まぐれブログ, トピックス

こんにちは! 三鷹あゆむ整骨院です。

当院には、足のトラブルを抱えた患者様がたくさんいらっしゃいます。 その中でも特に、長年悩まれている方が多いのが「巻き爪(まきづめ)」です。

「爪が食い込んで、歩くたびにズキッとする」 「痛いから爪を短く切ったら、余計に痛くなった」 「病院でワイヤー矯正をしたのに、外したらまた巻いてきた」

この記事を読んでいるあなたも、そんな「終わりのない痛み」にため息をついていませんか?

痛いのは「爪」なので、どうしても爪そのものに原因があると思いがちです。 しかし、体の構造や動きの専門家としての立場から、はっきりとお伝えしたいことがあります。

それは、巻き爪はあくまで「結果」であり、「原因」ではないということです。

今日は、なぜあなたの爪が巻いてしまうのか?本当の理由と、根本から解決するために必要な「体の使い方」について、じっくりお話しします。

 

なぜ、爪は勝手に巻いてしまうの?

実は、人間の足の爪には「放っておくと、自然に内側へ丸まっていく」という不思議な性質があります。

では、なぜ普段、私たちの爪は平らな形を保てているのでしょうか?

答えは、「地面からの力」です。

私たちが歩くとき、足の指(特に親指)で地面をしっかり踏みしめますよね。 このとき、地面から「押し返す力(床反力)」が指の腹にかかります。 この下からの突き上げる力が、上から丸まろうとする爪の力を押し広げ、平らな形をキープしてくれているのです。

つまり、巻き爪になってしまうということは、爪が悪いのではなく、「歩くときに、下から爪を広げる力が足りていない」という状態なのです。

 

あなたの足、「浮き指」になっていませんか?

ここで問題になるのが、現代人に急増している「浮き指(うきゆび)」です。

「私は毎日歩いているから大丈夫」と思っている方でも、実は危険信号が灯っているかもしれません。

本来、歩くときは「かかと」で着地し、足の裏全体を通って、最後は「親指」で地面を蹴り出して進みます。 しかし、巻き爪になりやすい方の歩き方を観察すると、ある共通点が見つかります。

それは、親指が地面から浮いているか、力が最後まできちんと伝わっていないことです。

  • ペタペタ歩き:足の指を使わず、足の裏全体でスタンプを押すように歩く
  • 重心が後ろにある:かかと側に体重が乗りすぎて、指先に重さが乗らない
  • 外側重心:小指側に体重が逃げてしまい、親指が遊んでいる

このように、親指を使わずに歩いていると、爪を下から広げてくれる力が働きません。 その結果、爪は本来の性質に従って、どんどんクルクルと内側に巻いていってしまうのです。

これが、「爪を切っても、矯正しても、また再発する」一番の理由です。 歩き方が変わらなければ、爪にかかる力も変わらないからです。

 

よくある3つの「大きな勘違い」

ここで、患者様からよく聞く「思い込み」を整理しておきましょう。 これを知るだけでも、解決への近道になります。

  1. 「爪の切り方が悪いからだ」

確かに「深爪」は痛みを悪化させる原因になりますが、それはきっかけに過ぎません。「正しく四角く切っている(スクエアカット)のに、それでも巻いてくる」という場合は、切り方ではなく、体重のかけ方に問題があります。

  1. 「親も巻き爪だから、遺伝で仕方ない」

「爪の質(硬さや厚さ)」は遺伝するかもしれません。しかし、もっと強く遺伝するのは「骨格」や「歩き方のクセ」です。親子で似たような立ち方、似たような歩き方をしていませんか? 歩き方は、後天的にトレーニングで変えることができます。つまり、あきらめる必要はないのです。

  1. 「良い靴を履けば治る」

靴選びは非常に重要です。先が細いパンプスなどが悪化させるのは事実です。 しかし、「幅広の楽な靴」を履けば治るかというと、そうではありません。 むしろ、ブカブカの靴の中で足が滑り、指が踏ん張れずに「浮き指」が悪化することさえあります。 大切なのは、靴そのものではなく、靴の中で足の指が正しく機能しているかです。

 

 

今すぐチェック!あなたの「隠れ巻き爪予備軍」度

あなたの足が正しく使えているか、簡単なセルフチェックをしてみましょう。

  • 【チェック1】靴底の減り方
    • 靴のかかとの「外側」ばかりが極端に減っていませんか?
    • これは、体重が外へ外へと逃げている証拠。親指を使えていないサインです。
  • 【チェック2】足の裏のタコ・ウオノメ
    • 親指の付け根や、人差し指の付け根に硬いタコはありませんか?
    • また、小指の横が赤くなっていませんか?
    • これらは重心がズレている証拠です。本来なら、指の「腹(指紋がある部分)」全体で体重を支えるのが理想です。
  • 【チェック3】足指じゃんけん
    • 足の指で「グー」「チョキ」「パー」ができますか?
    • 特に「パー」をしたとき、親指と人差し指の間がしっかり開かない、あるいは指がピクリとも動かない方は要注意。足の指の筋肉が衰えて、地面を捉えられなくなっています。

 

 

自宅でできる!足指を目覚めさせる第一歩

「じゃあ、どうやって歩けばいいの?」と思われますよね。 いきなり歩き方を変えるのは難しいので、まずは眠ってしまった足の指(センサー)を目覚めさせることから始めましょう。

足の指のストレッチ(手でサポート)

お風呂上がりなどに、手を使って足の指を一本ずつ優しく回したり、広げたりしてあげてください。 靴の中で縮こまっていた指を、「起きてー!」とリラックスさせてあげるイメージです。

「グーパー体操」で筋力アップ

  1. 座った状態で、足の指を思いっきり「グー」と握り込みます(5秒キープ)。
  2. 次に、思いっきり「パー」と開きます(5秒キープ)。 これを10回繰り返します。 最初はうまく動かなくても大丈夫。脳から「指を動かせ」という指令を送るだけでも、神経回路は繋がり始めます。

立つ時の「重心」を意識する

台所で料理をする時や、歯磨きの時。 かかとだけでなく、「足の指先」にも体重が乗っているかを確認してみてください。 これだけで、体の重心位置が修正され、自然と親指に力が入りやすくなります。

 

 

まとめ:爪の悩みは、体からのメッセージ

巻き爪は、単に「足の先っぽのトラブル」ではありません。 「重心がズレていますよ」「正しく歩けていませんよ」という、体からのSOSサインです。

痛い爪のケア(ワイヤー矯正やカット)も、痛みを和らげるためにはとても大切です。 しかし、それと同時に「なぜ巻いてしまうのか?」」という根本原因である「歩き方」を見直さなければ、本当の意味での解決にはなりません。

当院では、「足の指を正しく機能させるための調整」「重心を整える歩行指導」に力を入れています。

「私の爪、もしかして歩き方のせい?」 「もう繰り返したくない!」

そう思われた方は、ぜひ一度、三鷹あゆむ整骨院にご相談ください。 あなたの足の状態を詳しくチェックし、痛みなくスタスタ歩ける未来を一緒に作っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 あなたの足元が、明日から少しでも軽くなりますように。

 

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