最近猫背で悩まれている方もかなり多いと思います。
猫背になるとなにがいけないのか?原因はなんなのか?
詳しくお話ししていきたいと思います。
まず“猫背とはなんなのか?“
猫背は背中が正常より丸まっている状態を猫背と呼ばれています。
背中が丸まるとなぜよくないのでしょう?
見た目の問題もありますが、健康にもかなり関係しています。
背中が丸まると背中の筋肉は伸ばされてその結果血流が悪くなります。
そして筋肉は伸ばされた状態で収縮しなくてはいけないのでかなりの負担がかかってしまいます。
そうなることで座っているとすぐに首肩や背中・腰の痛みになったり、頭痛などにも発展してしまいます。
そして筋肉だけではなく、丸まっていることで臓器にも余計なストレスがかかります。
腸の動きが悪くなり便秘などの症状も多いです。
まさに猫背は「百害あって一利なし」です。
ノートPCやスマホの普及で猫背は増加傾向です。
そして小学生や中学生など子供にも猫背は問題になっています。
これを読んでいるあなたの姿勢は大丈夫でしょうか?
では猫背の原因はなんなのでしょう?
それは“姿勢“です。
とくに座っている時の姿勢は大丈夫ですか?
座っているときに丸まってしまうと背中を支える筋肉も弱りますし、姿勢を支えるはずの腹部のインナーマッスルが働かない状態になりどんどん弱って立ち姿勢を支えることができなくなってしまいます。
その結果、座っている時も立っている時も猫背になります。
もう一つ原因としては、猫背の姿勢も頑張っている筋肉があるから重力に逆らって座っていることができるのです。
その頑張っている筋肉というのが腹直筋です。
腹直筋はシックスパックと言われるようにお腹が6個に割れるあの筋肉です。
腹直筋が支えるために頑張るのですが、腹直筋は体育などでやる腹筋運動(上体起こし)をイメージしてください。頑張った結果、さらに丸くなり猫背を助長します。
腹直筋はさらに大胸筋とも肋骨で繋がるため、大胸筋まで緊張してしまいます。
大胸筋が緊張すると巻き肩になるので余計丸まっているように見えてしまいます。
ではなぜ座っているときに猫背になってしまうのでしょう?
それは股関節が強く関係しています。
みなさまは股関節を日常でつかっていますか?
意識したことがないという方がほとんどだと思います。
股関節は球関節(臼関節)と言って球のように丸いです。
丸いので大きく転がるように動きます。
大きく動く関節なのに、使えていない方がかなり多いのです。
股関節をしっかり動かして座らないと、骨盤が後ろに倒れた状態で座ることになります。
背骨の発射台の骨盤が後ろに倒れていたらバランスをとるために背骨はC字になり丸まるしかありません。
なので、猫背を治すには単純に背筋を伸ばせばいいわけではなく
股関節を動くようにしてあげることがとても大切になります。
では猫背の人は何をしたらいいのでしょうか?
それはスクワットです!
近年、便利な世の中になりました。一つ例をあげるとすると、掃除も立った状態で完結できますし、ロボット掃除機などもでてきました、しかし昔は雑巾掛けです。しゃがんだ状態で股関節を大きく動かして掃除をしていました。
このように便利になったからこそ股関節を使う機会が失われていっているのです。
スクワットをうまくできない子供も増えているそうです。
実際に当院に来た子供にスクワットをしてもらうと股関節がうまく使えてないスクワットの子がとても多いです。
このような背景が猫背増加につながっているのかもしれません。
当院ではスクワットのやり方はもちろん、全身の関節を正しく動けるようにしていき猫背を改善していきます。バキバキの矯正ではなく、ソフトな矯正なのでご安心ください。
正しい姿勢を作り、正しい動き方を作ることで長持ちする体を作ります。動き方さえできればご自身でもセルフケアをすることができますので早期の改善が期待できます。
これ以上悪くなる前に早期のケアをしていきましょう!
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