その腰痛、過去の足首の捻挫が関係しているかも?
「慢性的な腰痛がなかなか良くならない」
「マッサージを受けると楽になるけれど、また痛みが戻ってしまう」
「腰だけでなく、お尻や脚にも張りを感じる」
そんなお悩みはありませんか?
腰痛というと、腰の筋肉や骨盤だけに原因があると思われがちです。しかし実際には、痛みが出ている場所とは別の部分が関係していることもあります。
その一つが、過去に経験した「足首の捻挫」です。
「捻挫をしたのは何年も前だから関係ない」と思うかもしれません。しかし、足首の動きにくさや、ケガをかばって身についた身体の使い方が残っていると、その影響が膝や股関節、腰へ伝わる場合があります。
今回は、足首と腰の意外な関係についてお話しします。
身体をつなぐ「筋膜」のネットワーク
私たちの身体には「筋膜」と呼ばれる組織があります。
筋膜は筋肉などを包み、それぞれの組織が滑らかに動けるように支えています。一つひとつの筋肉は単独で働いているわけではなく、周囲の筋肉や関節と連動しながら動いています。
イメージとしては、全身を包み込むボディースーツのようなものです。
足首周辺の動きが悪くなると、ふくらはぎや太もも、お尻などがその動きを補おうとします。その状態が長く続けば、離れた場所に張りや動きにくさが現れることもあります。
ただし、筋膜のつながりだけですべての腰痛を説明できるわけではありません。実際には、関節の動きや筋力、姿勢、日常生活での身体の使い方など、さまざまな要素が関係しています。
ケガをかばう「代償動作」
足首を捻挫したときのことを思い出してみてください。
痛めた足へ体重をかけないように、足を引きずったり、反対側の足へ体重をかけたりした経験はありませんか?
これは、痛めた場所を守るために身体が自然に行う「代償動作」です。ケガをした直後には必要な反応ですが、痛みが落ち着いた後も、その歩き方や身体の使い方が残ってしまうことがあります。
例えば、
- 痛めた足に体重を乗せにくい
- 足首が十分に曲がらない
- 左右で歩幅が違う
- 片側の脚ばかり使ってしまう
- 階段の上り下りで身体が傾く
このようなクセが続くと、膝や股関節、骨盤周辺が足首の動きを補うようになります。その結果、腰まわりの筋肉にも負担がかかりやすくなるのです。
足元の崩れが腰まで伝わる「運動連鎖」
人間の身体は、複数の関節が連動して一つの動きをつくっています。この仕組みを「運動連鎖」といいます。
歩くときには、足首だけでなく、膝、股関節、骨盤、背骨がタイミングよく動いています。
しかし、捻挫などによって足首が硬くなっていると、本来足首で行うはずの動きを、膝や股関節、腰が代わりに補わなければなりません。
一歩ごとの負担は小さくても、通勤や買い物、立ち仕事などで毎日繰り返されれば、腰まわりの筋肉に疲労がたまりやすくなります。
もちろん、足首を捻挫した方が必ず腰痛になるわけではありません。睡眠不足、運動不足、長時間の座り姿勢、ストレスなども腰痛に関係します。大切なのは、一つの原因に決めつけず、身体全体を確認することです。
なぜ何年もたってから痛みが出るの?
人間の身体には、動きにくい場所があっても、別の部分で補いながら動ける優れた仕組みがあります。
そのため、捻挫の痛みがなくなった後も、しばらくは普段どおり生活できることがあります。
しかし動き方や使い方は脳が記憶してしまいクセになってしまいます。
足首の硬さや左右差を補う動きが長期間続くと、少しずつ特定の筋肉や関節へ負担が重なります。そこに仕事や家事、運動、疲労などが加わったタイミングで、腰の張りや痛みとして現れる可能性があります。
「昔のケガだから関係ない」と考えず、過去の捻挫や骨折なども、現在の身体を確認するための大切な情報として振り返ってみましょう。
腰だけでなく、全身のバランスを確認します
三鷹あゆむ整骨院・鍼灸院では、腰痛があるからといって、腰だけを施術するとは限りません。
お身体の状態に合わせて、
- 過去のケガや現在の生活習慣
- 立ち方や歩き方
- 足首や股関節の動き
- 左右の体重のかけ方
- 筋肉や筋膜の緊張
- 靴や足元の状態
などを丁寧に確認します。
そのうえで、腰へ負担をかけている可能性のある部分を探し、一人ひとりのお身体に合わせた施術をご提案します。
何をしても繰り返してしまう腰痛や、腰だけをケアしても変化を感じにくい方は、足元に目を向けることも大切です。
過去に足首の捻挫や下半身のケガをしたことがある方は、ぜひ一度お身体の状態をご相談ください。
痛みのある場所だけでなく、身体全体のつながりを確認しながら、毎日を少しでも楽に過ごせるようサポートいたします。
※強いしびれや脚の力が入りにくい状態、排尿・排便の異常、発熱を伴う腰痛、転倒後の強い痛みなどがある場合は、先に医療機関へご相談ください。




































